「外食するからって、お小遣い以外のお金も結構、お母さんもお父さんも渡したよね!?何に使ったの!?遊びにでも使ったの!?返しなさいよ!」
「使ってない!お金は使わないで持ってる!ちゃんと返すから!」
「まさかとは思うけど菅原凛さん・・・あなた、パパ活してないでしょうね?」
「はあ!?なに言い出すんですか、井谷先生!?」
「凛がパパ活なんて!?」
「さすがに凛はそんなこと―――――」
「わかりませんよ。私の長年の教員の勘がそう言ってるんです、可能性として。」
「井谷先生!!言って良いことと、悪いことがありますよ!?そこまで私を侮辱するなら、井谷先生こそ、渕上ルノアさんに買収されて、私がいじめられてるのを放置するどころか、一緒になってイジメてくる悪人じゃないですか!?」
「はあ~・・・本当に聞き飽きますわ。ご両親には申し訳ないんですが、学校ではいつもこんな感じで。だからみんな、はれ者扱いして、怖くて近寄らないんです。」
「「そ・・・そうだったのですか!?」」
「違うよお父さんお母さん!信じないで!!」
「どうします、校長先生?未成年の外泊・・・問題だと思うのですが?」
「そうだね。その点は、家族で話し合ってもらうことにしよう。期末テストも、再テストで不正が確認できなかったら、実力だけで合格すれば、渕上ルノアさんの懇願に免じて、今回はおとがめなしとしましょう。」
「待って下さい!!本当に私はカンニングなんかしてません!!毎日寝る間を惜しんでコツコツ勉強していました!!」
「菅原凛さんのご両親、菅原凛さん、悪い彼氏がいるかもしれませんから、その可能性も視野に入れて、外泊先を突き止めて下さいね。」
「彼氏!?凛!あんたって子は!?」
「学業に専念するのが学生の本分だろう!?男にうつつを抜かしてたのか!?」
「違う!!彼氏じゃない!!」
(好きな人にうつつは抜かしたけど!)
「あと、産婦人科で処女の検査をした方がいいですよ。パパ活なり、彼氏なり、売春なり、身の潔白は晴らしておいた方がいいと思いますから。」
「しょ・・・!?」
「「処女検査!?」」
ギョッとする私たち親子に、冷たい目で井谷が言い放った。


