「今回の菅原凛さんのカンニングの件ですが、今回の期末テストの問題しかネット上に残っていなかったので、今回に限り、期末テストは、再テストを受けてもらうことにします。」
「待って下さい、校長先生!私はカンニングなどしていません!!」
「しかし、このアカウントはあなたの物でしょう?クラスメートから、使用していたという証言も得られていますよ?」
「それは、パスワードを見た原田夏美さんと岡村マキさんが、渕上ルノアさんに教えたんです!私を陥れるためにやったことです!」
「菅原凛さん、あなたがテスト中に不自然な動きをしていたと・・・近隣の席の生徒からの証言があるのですよ?」
「それも大ウソです!!私は実力で試験に臨みました!カンニングなどしていません!!」
「おわかりですか、校長先生、ご両親?こうやって、菅原凛さんはウソばかりつくのですよ。」
「凛!あなたの実力なら、カンニングなんてしなくてもよかったはずよ!?」
「今ならまだ怒らないから、正直に白状をしなさい、凛!」
「私は本当のことしか話してない!!」
「では、話しを変えましょう。匿名でノートを借りたと言いますが、貸してくれた人の名前をここで言えますか?」
「言ったら、その人が渕上さん達にいじめられるので言えません!!」
(てか、ヤマトなら返り討ちにするだろうけどな・・・。)
つーか、こんな四面楚歌状態でヤマトの名前を出したら、逆にヤマトに迷惑がかかるだけ。
(そもそもこの人達は、私の話を信じる気がないから、本当のことを言っても意味がない。)
「校長先生、菅原凛さんのロッカーを開けたところ、盗まれて行方不明になっていたE~H組の生徒のノートが出てきました。」
「ウソでしょう、凛!?」
「なんで、盗んだんだ凛!?なんで『貸して』の一言が言えないんだ!?」
「だから、盗んでないよ!!お母さん、お父さん!渕上さんが私のロッカーのカギの合いかぎを使って、他の人のノートを入れたんだよ!!」
「という風に、自分の都合の良いように開き直ってるんです。」
「「凛!!」」
「菅原凛さん、感心できませんな。」
「開き直ってません!!むしろ、井谷先生も私をいじめている一人です!」
「このように、被害妄想がひどいのです。ご両親、普段からどんな教育をしてるんですか?」
「話をすり替えないで下さい!!私の両親は悪くないです!!」
「そうです!私は・・・母として真面目に娘と向き合ってきました。それは夫も同じです!」
「妻の言う通りです!悪いのは―――――――――――娘の凛です!!」
「お父さん!!?」
父親の信じられない発言に目を見開く。
しかし父親は、私を1度見てにらむと、頭を下げながら言った。


