彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






「菅原凛を助けた者は、渕上ルノア率いるB組に、全校生徒にいじめらるからという理由で、貸してもらえませんでしたが、名前を出さないのならという匿名を条件で、G組に在籍する方からノートを借りて、それをうつして提出したのです!!」
「・・・呆れた。まだ、そんな嘘をつくの?G組はだれも、お前にノートを貸したなんて言ってなかったわよ!?」
「匿名を条件にしてるからそう言ったのでしょう!?人を陥れるのも、いい加減にして下さい!!」
「井谷先生―!!提案があるんですけど!!」





そう言ったのは、渕上ルノアが支配するレディースの特攻隊長。





「なんですか、鳥海めぐみさん?」
「ノートの盗難って、まだノートが見つかってない生徒いましたよねー!?それって、犯人がまだ持ってる可能性が高いじゃないですかー!?」
「そうなるわね。」
「ならこの場で、菅原凛さんのロッカーを開ければいいんじゃないですか~!?絶対、こいつが犯人だから、証拠でてきますよー!」
「なっ!?バカにするのもいい加減にして!!」





鳥海の提案に罵声を上げた。
しかし同時に、イヤな予感もしていた。





(鳥海は証拠があると言い切った。つまり―――――私のロッカーに、盗まれたノートを入れている可能性が高い。)





ここは、渕上ルノアを優遇するあゆみが丘学園。
それぐらいされていてもおかしくない。





「菅原凛!!今すぐロッカーを開けなさい!!」
「・・・良いですよ!その代わり、手袋しますね。」
「手袋!?なんのために!?」
「渕上さん達ほどのいじめっ子なら、私のロッカーのカギをコピーして、合いかぎを使って、渕上さん達が盗んだノートを、私のロッカーに入れている可能性があります!!私が素手でロッカーを開けた時、うっかり盗難品に手が触れて、指紋でもついたら、犯人にされかねませんからね!!」
「なっ!?」

ザワザワ!





私がそう返事をすれば、一瞬だが、難波と鳥海を含めたクラスメート達の顔がゆがむ。
それで確信が出来た。