彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)




「長年、東山高校、西岸(せいがん)高校、南原(なんばら)高校、北条高校は、覇権をかけて争ってきた!その終止符を打つためにも、バトルロワイヤル戦がふさわしいということで決まったんだ!!」
「それは――――『四神高(ししんこう)』が、長年いがみ合ってきたのは知ってましたが―――――・・・・・・」
「瑞希さんの時代は、『四神高(ししんこう)』の頂点は東山高校だった!!瑞希さん達が卒業してからは、それぞれの勢力が等しい力になり、どこもてっぺんになることなく、こんにちまできた!!だから俺は―――――――――3人を倒して、もう一度、東山高校をトップにする!!そのために戦うんだ!!」


「そうだったのですか・・・!」

(円城寺君、瑞希お兄ちゃんのために戦うのね・・・!)


「わかりました!そういうことでしたら僕、円城寺君を応援しま――――――――!!」
「応援するって決めるのは、まだ早いぞ凛!!」
「カンナさん?」
「大河!!まだ凛に――――真田先輩に言ってない決まりごとがあるだろうっ!!?」
「・・・別にいう必要は―――――!!」
「ああん!?逃げんのかテメー!!?いつから隠し事を平気でするクズに成り下がったんだコラ!!」





そう言うなり、立ち上がって円城寺君の前まで行くと、その胸倉をつかんで揺さぶるカンナさん。





「なにしやがる!!?離せやクソアマ!!」
「だったら話せやクソ野郎!!バトルロワイヤルの勝者がどうなるかを言え!!」
「え?カンナさん、バトルロワイヤル戦で勝った人は、『四神高(ししんこう)』のナンバーワンになれるのでしょう?」
「聞いたか!!凛の認識を!!?カッコつけてないで言えや!!なんならあたしが暴露して、瑞希さんの前で恥かきたいか!!?」
「はあ!!?ふざけんなバカ女!!テメーに催促されなくても言うわ、ボケ!!」





そう言って、カンナさんの手を強引に振り払うと、私を見据えながら言った。