「井谷、先生!?」
教室の一番後ろに、クラス担任の女が仁王立ちしていた。
「いつからそこにい―――――――――」
「最初からいました!!立ちなさい!!」
そう言いながら地下瑞てくると、力づくで私を立たせる女教師。
捕まれた腕に激痛が走る。
「痛い!?」
「はい!おおげさ~!!」
真実を口にする私を、馬鹿にした口調で茶化す井谷。
それで、さらにゲラゲラと笑いだすクラスメート達。
「菅原凛!私も鬼じゃないからね、あなたがクラスメートからカンニングの有無を問われ、罪を認めれば、軽い罰則で済ませる気でいました。それなのに・・・・原田さんに責任転嫁するなんて、信じられません!!」
「な!?なんなんですか、井谷先生!?先生こそ、なんでいつも無条件で、渕上さん達の仲間の言うことだけ信じるのですか!?私は、1年B組の全員だけじゃなく、全校生徒からもいじめられてるのですよ!?」
「被害妄想もいい加減にしろっ!!」
バシッ!!
「っ!?」
罵声に合わせ、私の横っ面をひっぱたく井谷。
叩くタイミングに合わせて手を離されたこともあり、私の身体を再び床に倒れる。
ドサ!!
「痛!!」
「大げさなリアクションするな!!」
そう言うなり、今度は私の背中を蹴り飛ばした。
ゲシ!
「痛い!?井谷、先生!!痛いです!何で暴力をふるうのですか!?これは体罰ですよ!?」
「屁理屈ばかり言う子ね!!これは指導よ!!」
そう言って、再度私の背中を蹴る。
ゲシ!!
「っ!?やめて下さい!!」
そう叫び、距離を取りながら井谷から離れる。


