彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






「私は今回のテスト、不正なんかしないで勉強して、自分の力で問題を解いて結果を出したわ!!でもあなたは、前からネットの知恵袋で、わからない問題を聞く習慣があったじゃない!?なんで私が不正をしたみたいな嫌がらせするのっ!!」





至近距離で怒鳴りつければ、ビクッと大きく体を震わせる。



「・・・・・・き・・・・・・」



そして何かつぶやく。





「なに!!?聞こえない!!はっきり言え原田夏美っ!!」
「う、嘘つきっ!!」
「なんですって!?」





私を嘘つき呼ばわりしたかと思うと、素早く難波の方へ行ってしまった。





「待ちなさいよ!!」





それを追いかけようとしたら――――――――





「やめろ!!」

ドン!

「きゃあ!?」





後ろから強く突き飛ばされ、身体を床にたたきつけられた。





「なにするの!?」





上半身を起こし、振り返れば、鳥海めぐみが立っていた。
突き飛ばしたのはこいつらしい。





「往生際が悪いんだよ、カンニング女!!夏美がネット知恵袋のマスター資格持ってるからって、夏美のせいにしてんじゃねぇーよ!!」
「ふざけないで!!どう考えても、原田夏美さんのウソでしょう!?第一、私はネット知恵袋をここ半年は使ってないわ!!ログインさえしてない!!」
「じゃあ、なんでテストの最中にお前のアカウントで、テスト問題の答えを求める投稿がされてるんだよ!!」
「知りませんよ!!私はやってません!!むしろ、私をいじめるために、あなた達がしたんじゃないの!!?この卑怯者!!」





頭に血が上り、思わず相手を罵ってしまった。
途端にあふれんばかりの爆笑が起こる。





「きゃははははは!『私をいじめるため』だって~!ウケるー!」
「菅原~お前は単に、痛い女だから、みんなからさけられてるのに気づいてないわけー?」
「私のどこが痛いって言うんですか!?」
「いじめなんてないのに、いじめられていると担任の私に報告するところですよ、菅原凛さん!!」
「えっ!?」





その言葉で声のした方を見た。