彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






「それでよ~夏美が他にも、テスト中にテストの問題の答えを聞いてるもんがねぇか探したら、30問ぐれー同じアカウントから回答依頼が出てたんだよ。」
「え!?それって、カンニングになるのではな―――――――――!?」
「なるよな!?アカウントの持ち主の菅原凛!!」
「えっ!?私!?」
「違うのかよ!?よく見ろよ、アカウント!!お前のだろう!?」




言われて教壇の方のデジタル大画面を見る。
投稿者のアカウントを見て、愕然とした。





(私が使ってるアカウントだ!!)

「どういうこと!?私じゃないです!?」

「とぼけんな!!」

ドン!!





難波が、教団をこぶしで叩く。





「このアカウントを使ってるのを、夏美とマキが見てるんだよ!菅原お前、カンニングとか、舐めた真似しやがった!?今までのテストも、そうやってきたのかよ!?」
「違います!!何かの間違いです!!」
「じゃあ、お前のアカウントじゃないのかよ!?ルノアに頼めば、会社に問い合わせて、発信者情報開示請求書で身バレできんだぞ!?」
「いえ、アカウントは確かに私のですが――――――――!?」





そう言いかけて思い出す。
学校で知恵袋からログインするところを、当時はまだ仲のよかった原田夏美と岡村マキに見られていたことがあった。





(―――――――――――――やられた!!)





原田夏美は暗記が得意な生徒だった。
つまり、私のアカウントとパスワードを覚えていて、今回はそれを悪用して私をカンニングした悪者に仕立て上げたのか!?




(普通ここまでするか!?)




そう思ったら、口から一気に言葉が出てきた。





「原田さん!!あなた前に、私がネットの知恵袋にパスワードを入力して、ログインするところを見てたよね!?それで今回、私がカンニングしたように偽装したわけ!?」
「わ、私はそんなことしてない!!知恵袋を使って、勉強してたら、菅原さんの悪事を発見しただけよっ!」





上ずった声で言うあたり、ウソをついてるとまるわかりだった。





「外道!!この大ウソつき!!」





気づけば、原田夏美の側まで行っていた。