彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)




「うははは!凛は人気もんでんなぁー瑞希はん!?」
「まあな。ほら、ヤマト。それでこれが、関山の分だ。」
「おおきに!瑞希はーん♪」
「ありがとうございます、真田先輩。」
「瑞希さーん、なんで俺が最後っすか!?爆裂団の頭で、龍星軍の総長代行ですよ俺は!!?距離的にも、近い距離にいたのに、無視して通過しましたよねー!!?」
「ああ、わざとだよ。」
「瑞希さん!!?」
「オメーに釘さすためだ、大河。」
「え!!?」
「どんなトラブルが起きてるのか話せ、大河。」
「瑞希さん・・・。」
「ひとまず、受け取れよ。」



カップを差し出しながら言う瑞希お兄ちゃんに、気まずそうな表情で顔をそらす円城寺君。
しかし、すぐに表情を引き締めると、カップを受け取りながら言った。






「・・・・・・・『四神高(ししんこう)』の番長同士によるバトルロワイヤル戦が決定しました。」
「なに?」
「バトルロワイヤル!?」






『四神高(ししんこう)』といえば、東山高校、西岸(せいがん)高校、南原(なんばら)高校、北条高校、4大ヤンキー高校をまとめて呼ぶ時の呼び方。
つまり―――――――――
「東山高校と西岸(せいがん)高校と南原(なんばら)高校と北条高校が、戦うことになったのですか!?円城寺君!?」
「だからそう言ってんだろう!?一応――――――――うちからは俺が出ることになってる!」


「円城寺君が!?」

(東山高校の代表!?)



「ウェイウェイウェイ♪ちーちゃんとどっちがでるかで周りがもめたけどー俺面倒だからー大河っちに譲った系―♪」
「ああん!?そこまで言うなら、この場で決着つけてもいいんだぞ!?幡随院!?」
「やめて下さい、円城寺君!!友達同士で戦わないで下さい!!」
「俺はお前らを友達なんて思ってねぇよ!!」
「あ、そうですね。仲間でしたね!?」
「なんでそうなる!?ああ、もう!めんどうくせぇなぁ!!」
「わかります!戦うのって、めんどうくさいですよね~」
「そういう意味で言ったんじゃないぞ!!?」
「ところで、どうしてバトルロワイヤル・・・みんなで戦うことになったのですか!?」
「俺の話聞く気なしかよ、凛道!!?」
「落ち着けよ、大河!ちゃんと説明しろ!!」





キレる円城寺君をカンナさんがなだめれば、舌打ちをしてから円城寺君は口を開く。