「・・・・・・・・成長したもんだね。ふんどししめてかかろうか。」
「いい加減、お引き取り下さい!!」
「私からトンファーを奪えたらな!!」
喜々とした声で言うと、両手に持ったトンファーを、さらに速いスピードで動かし始める船越師範。
「私からトンファーを1本でも奪えれば、終わりにしてやるよ!!」
ヒュン!ヒュン!ヒュン!ヒュン!ヒュン!
(さっきよりも早い!?)
そう思ったけど―――――――――
「叩き落とすのもカウントに入りますかっ!?」
ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!
船越師範からの攻撃を、全て受け止めながら確認する。
これに船越師範は、ニヤリと笑うと言った。
「叩き落とせればな!!」
挑発してきた。
だから、即答で答えた。
「受けて立ちます!!」
ヒュン!ヒュン!ヒュン!ヒュン!ヒュン!
私が高速の動きでトンファーを繰り出せば、
ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!
船越師範が受け流す。
「凛道蓮、覚悟!!」
と、今度は船越師範が攻撃を仕掛ける。
ヒュン!ヒュン!ヒュン!ヒュン!ヒュン!
速い動きだったけど、目で追えたので受け流す。
ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!
「ご婦人、お覚悟を!」
ヒュン!ヒュン!ヒュン!ヒュン!ヒュン!
「紳士だね!?」
ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!
「ただの悪ガキです!!」
ヒュン!ヒュン!ヒュン!ヒュン!ヒュン!
ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!
ヒュン!ヒュン!ヒュン!ヒュン!ヒュン!
ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!
ヒュン!ヒュン!ヒュン!ヒュン!ヒュン!
ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!
「おい、見えるか!?」
「早すぎて、追い付かない!」
「凛道さんスゲー!」
「いや、ばあさんもすごいだろう!?」
「ターボババアだ!」
「ジャック・フロストVSターボババアだ!!」
「めっちゃおもしろー♪」
人が集まってきているようだが関係なかった。


