彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






「凛たんにプレッシャーかけるなよ、伊織~」





くわえていたたばこを灰皿に入れると、新しいタバコを口にくわえながら、やはり話を聞いていた烈司さんが言う。





「そんなことしなくても、凛たんならいい勝負してくれるって♪」
「『勝つ』とは仰ってくれないのですか、烈司さん?」
「悪いが言えねぇーよ、凛たん。初代龍星軍は、凛たんも円城寺もどちらも応援してる、中立の立場だからな♪そうだよなー瑞希?」
「そうなんだよなー凛。」





烈司さんの問いかけに返事をすると、カフェイン0のコーヒー『カッフェ・ドルゾ』を私の目の前に置く瑞希お兄ちゃん。





「凛も大河も、今回は平等に扱うつもりでいる。そういうことだから頑張れよ、凛。」
「え・・・つまり~・・・」
「うはははははは!凛をメインで応援することを、兄としてせーへんゆーわけですか、瑞希はん!?」
「そういうことだ。」





正解、とつぶやきながら、ヤマトの前にも『カッフェ・ドルゾ』を置く元ヤンのバリスタ見習い様。





「俺の勘が正しけりゃ、東西南北のバトルロワイヤルで勝ち残るのは大河だと思ってる。」
「烈司さんもそう思う。」
「あら、占い師が言うなら間違いないわね。」
「やはり、円城寺が勝ち残るか。」
「わはははははは!!凛助と円城寺の戦い、面白そうだぜ!」
「え・・・みなさんも、円城寺君が僕のタイマン相手になると思ってるのですか・・・?」

「「「「「思ってる。」」」」」

「うはははははは!満場一致やのぅ~凛!」

「本当に間違いないのですか、瑞希お兄ちゃん?」





一番信用できる人に聞けば、ハッキリと言われた。