彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






念のため、確認してみた。





「瑞希お兄ちゃん、僕がタイマンに買った場合、僕にはどんなメリットがあるんですか?」





これに対して、瑞希お兄ちゃんはコーヒーを入れながら即答した。





「え?『最強の称号』だろう?」

「・・・。」

(それだけ・・・?)

「なんだよ凛。その不服そうな顔は?いいじゃねぇーか、強さが証明出来て!」
「いやいや・・・元々僕は、強さを誇示したくてタイマンを受け入れたわけじゃないのですよ!?自動的に、というか!一方的に決められちゃったわけじゃないですか!?」
「わはははははは!!何だ凛助―!?戦いたくねぇのかー!?」





近くで話を聞いていた百鬼が聞いてきた。





「僕、平和主義者なので、不要な戦いはしたくないです。」
「わははははははは!!凛助は草食系だなぁ~!?」
「あら、凛ちゃんらしくていいじゃない♪ウサギさんみたい♪」





大笑いする百鬼に、やはり近くで話を聞いていたモニカちゃんも話に加わる。





「いざとなったら、脱兎のごとく逃げると見せかけて、後ろ足で蹴り飛ばしてやればいいのよ!」
「僕、四つ足じゃないですけど?」
「フン!どちらにせよ、お前は龍星軍の総長だぞ、凛道。自覚をもって殺すつもりで戦え!」





やはり近くで本を読みながら、話を聞いていた獅子島さんが口をはさむ。





「4代目総長たる者が、総長代行に負けてどうする?負けたらどうなるかわかってるだろうな・・・!?」
「ちょ!?読んでた本を、ハードカバーの本に持ち変えながら仰るのはおやめください!!」





〔★ハードカバーの本は、かどで殴ると攻撃力満点だ★〕