彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)




今回の期末テスト・・・ヤマトのことを思えば、彼を甘やかしているかもしれないと思う。



「うはははははは!ホンマ今回のテストでは、予想問題、丸写しさせてくれておおきに♪」
「暗記だけじゃ、身につかないから、本当はよくないのだけどね・・・。」



ご機嫌で単車を運転する大親友に、凛道蓮に変身した僕は伝える。



「間違えて、直して、覚えてこそ、自分のものにできるんだよ、勉強というものは。」
「うはははははは!楽して、すんまへーん!」
「自覚してるならいいけどさ・・・。」



タイマンバトルという緊急事態に巻き込まれたこともあり、中間テストの時と一変し、テストに出そうな問題の答えを暗記させる勉強方法をヤマトに施していた。
一夜漬けのような勉強方法、正直好きじゃない。
だけど、凛道蓮の方を優先しようと思ったら、そうせざるをえない。





「うははははは!わしのテストの心配よりも、凛道蓮が誰とタイマンで対戦するかの心配した方がええとちゃうー!?」
「それはそうかもしれないけど・・・」
「うはははははは!北条の姉ちゃんが勝てば、表向きは男女対決~西岸の金持ちが勝てば、長ちゃんを取られる~南原のでかい良い兄ちゃんが勝てば、凛道ガール全員持ってかれる~!大事やで!?」
「そうなんだよな・・・。」





ヤマトの後部座席で、頭を抱え込んでしまう私。





(本来の性別から考えれば、中尾カノンに負ける気はしない。催馬楽メテオも頭を使えば対処できる。児雷也虎太郎は相手の力を利用すれば勝てると思うけど―――――――)





一番問題な相手が1人。





「うはははははは!もし、えんなんちゃら君が相手になったらどないするー!?」
「気まずいな。」





円城寺君とは、一緒に闘ってきたのでその強さは確実なもの。