「あん?俺は長政さえ手に入ればいいんだよ!それともなにか、アキナ・・・気になる奴でもいるのか?」
「うん♪凛道蓮をおもちゃにしたいから、凛道蓮が欲しーい♪」
「え!?僕!?」
「テメーアキナ!?」
「凛を欲しがるとは、ついに本性を現しやがったな!?」
驚く私と、真っ先に怒る瑞希お兄ちゃんとカンナさん。
そんな私達に、妖艶な笑みを浮かべながら九条アキナは言う。
「何怒ってるの?トロフィーには、賞状のおまけがつきものじゃない?」
クスクス笑いながら言う姿にゾッとする。
(そういう目的で、催馬楽メテオに近づいたの!?)
そうだとしたら、タチが悪い。
催馬楽メテオが聞き流してくれればよかったのだけど、世の中そううまくはいかなかった。
「わかったぜ、アキナ!!幡随院長政のおまけとして、凛道蓮もゲットしてやる!!」
「ええ!?」
「「「「「「「「「「「「「「なにぃ!!?」」」」」」」」」」」」」」
「「「なんですって!?」」」
まさかの同意に、がっくりする私と殺気立つ新旧龍星軍メンバーと凛道ガールの皆さん。
「九条アキナ!このアバズレ、そこまであたしらの凛に執着を―――――!」
「あら、凛道蓮に執着してるのはあなたの方でしょう~龍星軍の親衛隊長にして、凛道ガール1号の高千穂カンナちゃーん?凛道蓮を手に入れたら、アキナボーイにしちゃおうかなぁ~?」
「ふざけろクソアマ!ぜってぇ凛は渡さねぇ!!」
「無理無理♪メテオは強いから♪せいぜい、指くわえて見てなさい!」
「調子に乗ってられるのも今のうちだ!本気の大河見てしょんべんちびってろ!!」
「やだ、表現が下品!流石龍星軍ね♪」
「オメーの初カレの方が恥ずかしいよ!!」
「ちょ!?カンナさんそれは!!」
(九条アキナさんの初カレって、二代目龍星軍総長だったりしないよね!?)
とっさに瑞希お兄ちゃんを見れば、うつむきながらスイングアイをした。
(そうなの!?)
それで察してしまうと同時に、場の空気が変わるのを感じ取る私。
「・・・・・へえー言うじゃない。」
「なんだよ、図星かぁ~?」
「あんた、高千穂カンナって言うんだっけ?男の中ででかい顔してるみたいだけど、単なる公衆便所じゃねぇーの?」
「はあ?自己紹介かよ、バナナバンク?ヤリマンの上に、笑いまで取ろうってのかぁ~?」
「あんだコラ?」
「んだコラ?」
「お、おい、アキナちゃん?」
「あ、あの、カンナさん・・・?」
「メテオ!!」
「凛!!」
2人の女性は、お互いをにらみあった状態のまま叫ぶ。
「「絶対、こんな女の男に負けるなよ!!?」」
「「は、はい!!」」
あまりの気迫に思わず、催馬楽メテオと声をそろえて返事するしかないのだった。
〔★ヤンキー女子は怖かった★〕


