「なにするんですか、カンナさん!?いきなりげんこつするなんて!」
「かあ―――――!!拳落としたくなるような真似するオメーが悪いんだろう、凛!!」
振り返ったその先にいたのは、殺気立つ高千穂カンナさんがいた。
しかも、殺気だっていたのは、カンナさんだけじゃない。
「凛ちゃん何してるの!!?チューするのはモニカちゃんだけの特権でしょう!!?」
「長政君にキスするとかどういうつもりよ、りっくん!!?」
「瑠華さん、りっちゃんから額にキスしてもらってないけど?」
「あわわわわ!り、り、凛君、男性が恋愛対象だったのですか!?」
「凛先輩に甘えやがってコラー!!」
「正しくは、凛さんの優しさに付け込みやがったな・・・!?」
「我が君・・・キスの安売りはよくないですよ・・・!!?」
(あ、キレてる?)
と思われる、モニカちゃんとますみちゃんと瑠華さんと雷太と可児君とつなぐ。
涼子ちゃんは、キレるというよりかは、混乱しているようだった。
ちなみに、催馬楽メテオはどうなっていたかというと――――――――
「長政が・・・俺の長政が・・・・長政の方からキスした・・・!!」
燃え尽きて廃人になっていた。
(なんだろうこの人・・・ちーちゃんが関係すると、メンタル弱くなるのだろうか?)
〔★弱くしたのは凛だ★〕
「凛ちゃんをお放し!幡随院ちゃん!」
「ウェイ!?モニカお姉さん!?」
くっついてる私達を、力技で引き離すと、モニカちゃんは私を抱きしめながら言った。
「もぉ~!!凛ちゃんのバカバカ!モニカちゃんが今、消毒したげるから!!んーちゅ♪」
そう言って、何回も額に、チュチュ♪してくるオネェさん。
「テメー凛!?モニカ先輩にチューさせるとは、良いご身分じゃねぇかゴラ!!?」
つね!
「痛い!?」
モニカちゃんからのキスに対し、額に青筋浮かべたカンナさんが頬をつねってきた。


