彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






「そうだろう、そうだろう!あたしも飲んだ時、同じ感想が出たよ、愛弟子!!」
「マジよかったー!お嬢ちゃんのために、特別に作ってもらったんだよ~!喜んでほしくて!」
「ガチよかったー!女子高生ちゃんの身元は内緒にして、必要としている人がいると説得して作ってもらったんだよね!元気出た!?」

「はい!とっても嬉しいです!!ありがとうございます!!タカさん!トモさん!」

(くそ!!善意でしてくれたとわかったら、怒るに怒れないじゃないか!!せめて、瑞希お兄ちゃんがお疲れのところを、無理して作って下さった作品でないことを願うばかりだ!!)





内心で悪態つきながら、美味しい♪美味しい♪♪と言いながら完食する私。
そんな私を満足そうに、見つめる3人の親切な人達。





「美味しすぎて、カフェオレの口になっちゃいました~♪この先にあるカフェオレのお店の前で降ろしてもらっても良いですかぁ~?」
「「「いいともー♪」」」





ニコニコする私の言うがままに、最速でカフェオレ専門店の前に停まってくれたタカ&トモさん。





「今度お礼に、何か差し入れさせて下さいね♪船越師範にも♪」
「いやいや!お礼はいいよ!見返りが欲しくしてわけじゃないから!」
「そうそう!いじめバトル、勝利してね!?」
「その通りだよ、愛弟子!いじめ問題で勝ったあかつきには、愛弟子が絶賛したカフェオレを作った店に連れてってあげるよ!」


「!!?わ、わぁ~!ドキドキするー!」

「そうかい!楽しみか!!」



(いや、悪い意味でのドキドキだからな。)





後部座席から外に出ながら、心の中だけで皮肉をぼやく私。