「る、瑠華さん瑠華さん!お放しください!苦しいです!」
「良い子、良い子。りっちゃんは、良い子。あたしが守ってあげる!」
「いや、自分の身は自分で守れます!むしろ、瑠華さんを守りますから!」
「りっちゃん・・・自分が危険にさらされてる時なのに、あたしのことを気遣ってくれるなんて―――――――嬉しい!」
ギュウ~!
「あうう~!」
知らなかった。
強く抱きしめられると、おっぱいって凶器になるのね。
〔★そういう凛も、同じものを持っている★〕
「わはははははは!!いちゃつくとは余裕じゃねぇか凛助!俺様も参加したかったぜ!楽しい襲撃!!」
「ぷは!楽しくないですよ!とりあえず、瑠華さん放して下さい!本当にお気持ちだけで十分ですから!」
「放したくない・・・抱き心地がいいんだもん。」
「コラ鳴海ちゃん!凛ちゃん放しなさい!モニカちゃん命令よ!」
「あん・・・それを言われたら・・・放すしかないですね。」
モニカちゃんの言葉を受け、私を解放してくれる瑠華さん。
これでようやく、助かった!
「凛ちゃ―――――――ん!!」
ギュ!
「あう!?」
「凛ちゃん!凛ちゃん!凛ちゃん!みんなから狙われるかわいいそうな子!モニカちゃんが癒してあげる!」
「ちょっと!モニカお姉様!?」
「モ、モニカちゃん!お放し下さ~い!」
瑠華さんの胸から解放されたと思ったのもつかの間。
今度は、モニカちゃんの胸板に顔をはさまれた。
(全然助かってないよー!)
〔★モニカのハグ、凛は身動きが取れない★〕


