「凛に後れを取るな!やるぜ、野郎共!」
「OK~!」
「うははははは!!」
「女もやりますわ、瑞希お兄様♪そーれ♪」
声高らかに瑠華さんは言うと、撮影をしている敵達に、消火器の駅を噴射した。
ブシュ―!!
「うわ!?やめろ!」
「スマホ壊れる!!」
「カメラがダメになる!!」
「うははははは!!なったらええねん!!」
メキッ!
「ぎゃあああ!?」
消火器を噴射しながら、文句を言う敵の顔面を握りつぶすヤマト。
メキッ!
「うげ!?」
メキッ!
「ぎゃ!?」
メキッ!
「がっ!?」
素早いヤマトの動きと瞬殺攻撃で、あっという間に、撮影している敵の半分が使い物にならなくなった。
「ヤマトと瑠華ちゃん、撮影班つぶし任せた!追加でこれ使って!」
そう言いながら、カラになった瑠華さんの消火器を、新しい消火器と交換する瑞希お兄ちゃん。
「ありがとう、瑞希お兄様♪」
「アイヤー!余計なことするナ!」
「うっせ!指図すんなチャイナ!!」
ドゴン!!
「げぼ!?」
角材を振りかざす外人と思われる敵に、瑞希お兄ちゃんのこぶしがさく裂する。
それで、その場に崩れ落ちる外人らしい敵。
「いいねぇ~瑞希♪烈司さんも負けてらんない♪」
そう言って、烈司さんはニヒルに笑うと、消火液まみれになってるマスクを取っている敵に近づく。
「!?く、くるんじゃねぇ!」
ブン!
バットを烈司さんに向けてきたが――――――――
ガキン!
「残念♪空振り♪」
カラになった消火器でバットを防ぐと―――――――――
「ねんねしな。クソガキ。」
ブーン!
ゴン!
「ぐわ!?」
消火器を、敵の脳天に垂直におろした。
〔★良い子は真似しちゃダメだよ★〕


