彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






「おい!!ストーカーでしょっ引かれたくなきゃ、さっさとお家帰って、ママのおっぱい吸ってねんねしな!!」





振り向かずに言えば、黒い影たちが動いた。





ザザッ!

ザザザザッ!!

「!?」





後ろからは予想してたけど、前方からも人間がわいて出てきた。
全員ヘルメットやバンダナとサングラス、お面やマスクで顔を隠していてる。





(完全に、襲う気満々ね・・・!!)

「瑠華、俺から離れるなよ。」

「ありがとう、りっちゃん。でも、自分の身は、自分で守れるわ。だからりっちゃんは、気にせずに暴れてちょうだい。」
「女傑(じょけつ)かよ。」



〔☆良い子のためのワンポイント解説☆〕
女傑(じょけつ):知恵と武勇に並み外れてすぐれていて、度胸のある女性のことで、男性だと豪傑(ごうけつ)と言うのだよーん☆彡



瑠華さんが私から身体を離し、ファイティングポーズをとる。
おそらく、ポーズだけでなく、本当に戦うのだと察する。





(さすがに、瑠華さんを戦わせるわけにはいかないな。)





そう思ったので、とりあえず、ダメもとで聞いてみた。





「お前ら、日本語はわかるか!?誰に頼まれて俺達を襲う!?この中の誰が狙いだ!?」
「「「「「「「「「「・・・。」」」」」」」」」」





凛道蓮の問いかけに、誰も答えない。
暗くて、肌の色はわからないが、日本人じゃない人間もまじっている気がした。





「最初は北条、次が南原。」
「烈司さん?」
「とくれば――――――――西岸の連中だと考えていいんじゃないか、四代目?あそこは、中国と大韓民国とクルド人の学生も多い。」
「多国籍学校ですか?」
「トップがクォーターだからな。あんま、人種差別はする気はねぇが、日本人だと思って戦わない方がいいぞ。悪い外人は容赦がないからな。」
「わかりました。」





私達の周囲を取り囲む顔を隠した卑怯者達。
包囲は二重にされていた。
私達に近い者達は、バッドや角材など、武器を持っていた。
その後ろで遠巻きにしている連中は、スマホを持っていた。





(どういうつもりだろう?)





そう思いながら、戦闘態勢に入った時だった。