彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






「じゃあ、オメーら気をつけてな。」



烈司さんから伝票を受け取ると、レジではなく、出入り口へと誘導する瑞希お兄ちゃん。





(瑞希お兄ちゃん、ご馳走してくれるんだ・・・)



「瑞希、ごちそうさん♪」
「ごちそうさまです、瑞希お兄様。」
「うははははは!!おおきに!瑞希はん!」
「瑞希お兄ちゃん、ごめんなさい。必ずお返しを致しますので。」
「凛、お返しはいらねぇーよ。つーか、ちゃんと礼を言え、礼を。」
「・・・ありがとうございます、瑞希お兄ちゃん。」
「それでよし♪」





ご機嫌に私の頭をなでると、外まで私達をお見送りしてくれる澪好きお兄ちゃん。





「お客様方、またのご来店をお待ちしております♪」

「~~~♪」





柔らかな笑みで言われ、見とれてしまう。





(本当に・・・可愛・・・いや、カッコイイ!!)


エモい!エモすぎる!!尊いすぎるよ!!


(目線を私に送って下さったついでに、ハートも作ってほしい!!)


投げキッスもしてほしい!!


(本当に瑞希お兄ちゃん大好き!!)





〔★凛は恋愛モードに入っている★〕





「瑞希お兄ちゃん、お帰りをお待ちしてますぅ~♪」
「おう!早く切り上げるからなぁー!」



ブンブン手を振れば、軽く片手を上げて振替して下さった。





(もう本当に素敵♪)

つね!

「痛い!?」
「りっちゃんのブラコン。」





私の腕を組んで離さない瑠華さんから、不意打ちの攻撃。



「なんでつねるのですか!?」
「あたしがいる時は、あたしだけを見てほしいからよ。」
「じゃあ、瑞希お兄ちゃんが見えなくなったら、瑠華さんを見るようにします。」
「どこまで、ブラコンなのよ!?はあ~・・・マザコンも厄介だけど、ブラコンもなかなか手ごわいわねぇー」



そう言って、私の肩に頭を預けてくる瑠華さん。