「じゃあ、オメーら気をつけてな。」
烈司さんから伝票を受け取ると、レジではなく、出入り口へと誘導する瑞希お兄ちゃん。
(瑞希お兄ちゃん、ご馳走してくれるんだ・・・)
「瑞希、ごちそうさん♪」
「ごちそうさまです、瑞希お兄様。」
「うははははは!!おおきに!瑞希はん!」
「瑞希お兄ちゃん、ごめんなさい。必ずお返しを致しますので。」
「凛、お返しはいらねぇーよ。つーか、ちゃんと礼を言え、礼を。」
「・・・ありがとうございます、瑞希お兄ちゃん。」
「それでよし♪」
ご機嫌に私の頭をなでると、外まで私達をお見送りしてくれる澪好きお兄ちゃん。
「お客様方、またのご来店をお待ちしております♪」
「~~~♪」
柔らかな笑みで言われ、見とれてしまう。
(本当に・・・可愛・・・いや、カッコイイ!!)
エモい!エモすぎる!!尊いすぎるよ!!
(目線を私に送って下さったついでに、ハートも作ってほしい!!)
投げキッスもしてほしい!!
(本当に瑞希お兄ちゃん大好き!!)
〔★凛は恋愛モードに入っている★〕
「瑞希お兄ちゃん、お帰りをお待ちしてますぅ~♪」
「おう!早く切り上げるからなぁー!」
ブンブン手を振れば、軽く片手を上げて振替して下さった。
(もう本当に素敵♪)
つね!
「痛い!?」
「りっちゃんのブラコン。」
私の腕を組んで離さない瑠華さんから、不意打ちの攻撃。
「なんでつねるのですか!?」
「あたしがいる時は、あたしだけを見てほしいからよ。」
「じゃあ、瑞希お兄ちゃんが見えなくなったら、瑠華さんを見るようにします。」
「どこまで、ブラコンなのよ!?はあ~・・・マザコンも厄介だけど、ブラコンもなかなか手ごわいわねぇー」
そう言って、私の肩に頭を預けてくる瑠華さん。


