彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)




「凛は、ジョーンズさん見るとカフェインなのか?」
「はい、瑞希お兄ちゃんのコーヒーの次に美味しいですから。」
「あははは!上手いこと言いやがるなぁ~♪」



嬉しそうに笑うと、私の頭をヨシヨシして下さる瑞希お兄ちゃん。





「そういえば、瑞希お兄ちゃんのお仕事先の店名って、『宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズ』の主人公のジョーンズさんのフルネームと同じですよね。すごい偶然ですね~」
「いや、偶然じゃねぇーぞ。」
「え!?違うのですか!?」
「おう。うちの店長、ジョーンズさんリスペクトしてるから、店持つ時は、絶対、ジョーンズさんの名前を使う気でいたんだよ。」
「え?そうだったのですか?」
「生粋の、コーヒー好きだからな。だから、月替わりメニューのコーヒーセットも、日本のコーヒー好き芸能人の名前にしてんだよ。今月は『藤岡弘、セット』になってるだろう?」
「あっ!?本当ですね!?しかも、来月の予告が、『八乙女光(Hey! Say! JUMP)セット』になってるじゃないですか!」
「あら、あの人、コーヒー好きなのね~」
「先月は、『山田杏奈セット』だったよな、瑞希?」
「そういうこと!ちなみに、今月のコーヒーは、店長が藤岡弘、さんをイメージしてブレンドしたコーヒーなんだ。凛でも、ミルクをつければ飲めるぐらい美味いぞ?」
「お兄ちゃん!僕、ミルクなしでも飲めますよ!」
「けど、カフェイン薄めないと、熟睡できないだろう?ただでさえ、睡眠時間短い奴がよぉ~」
「大丈夫です!僕に『藤岡弘、セット』を下さい!」
「じゃあ、俺も凛たんと同じ野にする♪」
「でしたら私は、『藤岡弘、セット』のミルク入りで。」
「マジで良いのか、凛?ブラックだぞ?」
「大丈夫ですよ!ブラックでお願いします!出来れば、コーヒー作りの上手な瑞希お兄ちゃんのお手製で!」
「!?・・・サンキュー凛。作らせてもらえないか、交渉するわ。待ってろよ?」





そう言って私の頭を、盛大にわしゃわしゃすると、私達の席から離れていく瑞希お兄ちゃん。
好きな人がいなくなったところで、私は烈司さんに聞いた。