彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






「・・・・・言われちゃった。」





瑞希お兄ちゃんが、『凛をたっぷり愛してやる』って言ってくれた♪


瑞希お兄ちゃんから、愛してやる発言もらえたし♪


その言葉、録音できなかったのが悔やまれるが、愛情は保障されたので、よしとする。





一方で瑞希の方は―――――





「凛はどうしちまったんだ!?」
「決まってでしょう、みーちゃん!好きな人が大好きなお兄ちゃんの元カノと知って、ショックで部屋に閉じこもったのよ!!」
「マジで!?」
「マジよ。」
「烈司テメーよくも凛を傷つけたな!?」
「仕方ないだろう。今のやり取りじゃ、ああいうしかないだろう?もっとも・・・俺らからすれば、都合の良い言い訳にはなったけどな。」
「ああ!?どういう意味だ!?」
「今後も、女性探偵ミクが活躍するなら、都合がいい話の展開だってこと。」
「はあ!?てめ!?俺はもう女装なんか、し――――――!!」
「すみませーん!りっくん、どうしちゃったんですか!?一人にしてくれって言って、ますみを無視して、住居スペースに行っちゃったんですけど!?」
「うお!?ますみちゃん!?」
「ねぇ~りっくんに何があったんですか!?モニカお姉様、教えて!!」
「それはねぇ~ますみちゃんがいるのに、ロイヤルニートと同じ名前を持つ女を惚れさせるなって、みーちゃんが怒ったのよぉ~♪」
「モニカ!?」
「そうそう、モニカの言う通り♪だから、ますみちゃんの顔を見ることもできず、部屋で反省中だから、そっとして下りてあげてよ。ね?」
「烈司!?」
「わかりましたぁ♪もぉ~りっくんてば、真面目なんだからぁ~♪ますみ、ますます好きになるじゃないのぉ~♪」





ご機嫌な凛道ガールを見て、俺は思う。





(なんで、ますみちゃんに対してムカつくんだろう・・・)





自分の気持ちが理解できない。

烈司とモニカに聞くのは、なんとなくよくない気がしたので、必死でモヤモヤする気持ちを封印した。