彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






「・・・元カノ・・・?」
「そ、そう!そうそう!そうなんだ!!俺!!ミクと昔付き合ってたんだよ!!」

「マジですか・・・。」

(うわぁ~烈司さんの言葉に、のっかったよ、瑞希お兄ちゃん・・・)



「瑞希とミクは最悪な別れ方をしたから、お互いさけてる。だから、2人そろって拝めることもねぇ。」

「マジですか・・・。」

(うわぁ~さりげなく、同一人物だから2人がそろわない理由を、もっともらしい理由で誤魔化しやがったよ・・・。)

そう言う正当化、あり?

(・・・あれ?待てよ・・・そのいいわけが通用するなら、菅原凛と凛道蓮が2人そろって拝めない理由にもできるんじゃないの?)

ナイス、烈司さん!!

良いアドバイスをありがとうございました!!



〔★烈司の助言、凛の悪だくみレベルがupした★〕





「・・・そうでしたか・・・それで、瑞希お兄ちゃんはミクさんが好きな僕の気持ちに反対するのですね。」
「そ、そうだ!ミクよりも、俺が凛をたっぷり愛してやるから諦めろ!!」
「――――――――――――考えさせてください!」

ダッ!





そう告げ、するりとモニカちゃんの腕から抜け出る。





「あ!?凛ちゃん!」
「凛たん!」
「どこ行くんだ、り――――――――――――――――――ん!!?」
「一人にして下さいっ!!」





振り返ることなく、ダッシュでその場を離れる。





「あ♪りっくん、やっと来た♪佳子のバカは、瑞希お兄様が帰らせたから~ますみと2人っきりの時間を過ご―――――――って!?どこいくのぉ~!?」
「一人にして下さいっ!!」





店内でくつろいでいるますみちゃんを見ないで伝えて、一気に自宅スペースに駆け込む。
そして、わざと大きな音を立てながら階段を駆け上って、凛道蓮の部屋へと入って乱暴にドアを閉める。





ガチャ!!





しっかりと、鍵をかけ、そしてようやく歩みを止める。
ヘナヘナとその場にへたり込む私。