彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)




「で?なんなんだ、関山?俺達のいる前で、凛に聞いてほしいことってのは?」
「え?瑞希お兄ちゃんの前で、僕に聞いてほしい幼児なのですか?」
「そうなります。」



私の問いに、ニッコリ笑顔で答える忍者。





「早めに、我が君や初代の皆様のお耳に入れておいた方がいいと判断した事案がございます。」
「わははは!トラブル系かいなー!?」
「ヤマト殿の言う通りです。」
「え!?またなにかあったの!?」
「はい♪」





ギョッとして聞き返せば、変わらぬ笑顔でつなぐは言った。





「円城寺殿が、トラブルに巻き込まれました。」
「円城寺君が!?カンナさんは無事ですか!?」
「ははは♪円城寺殿の名前しか出してないのに、カンナ殿の心配をするのですか?妬けちゃうなぁ~我が君・・・!?」
「ちょ、目が怖い怖い!目が笑ってないよ、つなぐ!?」
「まあ、カンナ殿は凛道ガールなので、我が君から心配されて当然ですから、嫉妬するなど愚かでしたね・・・。」
「違うよ!?カンナさんとはお友達だから!!仲間だから!!」
「そういうことにしておきますね♪とにかく、円城寺殿が原因で我が君が炎上する前にご報告をと思った次第です。」
「なにそれ!?円城寺君のトラブルに、僕は被弾をする運命なの!!?」
「さすが我が君です♪」





〔★話の流れではそうなるらしい★〕