「やめろ!!ミクは、ミクは、やめておけ!!」
「なぜです?理由を教えて下さい。」
(と、聞けば、カミングアウトするかな?)
「いや、あの、それは~」
「凛ちゃん!本気でミク、ちゃんが好きなの!?」
「本気です。」
「え~!!?」
モニカちゃんが私から身体を離す。
動揺しているのは明らか。
そりゃあそうでしょうね。
モニカちゃん達の共通の認識では、私はミク=真田瑞希と知らないもんね。
「僕は、年上の女性が、ミクさんが好きなのです。」
「凛!!年上ならまだまだ世の中にあふれてる!!ロマンス詐欺にあうぐらい、年上女は多いぞ!?ミクだけに限定しない方がいい!!」
「いや、ロマンス詐欺にあう平均年齢は、40歳以上なのですが・・・。そこまで年上は、ちょっと・・・。」
「とにかく!!ミクはダメだ!!あれは悪だ!!」
「瑞希お兄ちゃんにとっては、でしょう?僕には女神です。」
「凛!!」
「なぜ、そこまで反対されるのですか?」
「そ、それは!!」
「なぜです?」
「そ、それはな!」
「はっきりした理由がない限り、反対しないで下さい。」
「ううう!!そ、それはだな―――――――――――――――・・・・!!」
(白状するかな?)
表面上は真顔で、内心はワクワクしながら返事を待つ。
結果、瑞希お兄ちゃんは言わなかった。
「ミクは瑞希の元カノだ。」
「え!?」
「凛たん、ミクは真田瑞希が昔付き合って手別れた彼女なんだよ。」
瑞希お兄ちゃんではなく、烈司さんが言った。
「ええええええええええ!!?」
すごく、もっともらしい理由を。
〔★烈司の助け舟、凛は驚いている★〕


