「ヒャーハー!!その気になったか!?凛道蓮!?」
「いいでしょう。僕は、真田瑞希様の弟ですからね。」
「そうこなくっちゃ!それじゃあ、始めようぜ!!」
ノリノリで言うと、ガッツポーズをとるポケモン男。
「ますは、コインで仕掛ける方を決めようぜ!!」
そう言って、ゲームセンターのコインを出す敵。
「こっちが表で、こっちが裏だ!凛道、どっちを選ぶ!?」
「じゃあ、表で。」
「よし!行くぞ!」
ピーン!
相手がコインを頭上に投げる。
パシッ!
それを手の甲でキャッチして、素早く反対の手で隠す。
「どっちだ凛道!?」
「だから、表でいいです。」
「ファイナルアンサーしただけだ!じゃあ、見るぞ!」
パッ!
敵の手の甲をのぞけば―――――――――
「俺が仕掛ける側だ!!」
「そのようですね。」
ゲーセンのコインは裏面を向いていた。
「ヒャーハー!!仕掛けるのは、先に凛道蓮に突っ込むのは俺だぜ!!」
「そうなりますね。」
(くじ運悪いなー・・・まあ、故意に人身事故を起こす勝負をすることになった時点で、運が悪いけどね・・・。)
「りっくん、頑張ろうね!ますみが後ろに乗ってあげるから!!」
「え?」
「ヒャーハー!!凛道オメー!!地獄の特攻へのお供に、キュンキュンのますみんを選ぶとは生意気じゃねぇかぁ~!?」
「え!?あ!?」
(そういえばこいつ、女子を後ろに乗せるって言ってたわね!?)
「ちょっと待って下さい!!ガチ勝負なら、他の人間を巻き込みたくない!僕と金子君だけでしましょうよ!!」
「ピカチュウと言え、凛道蓮!!なんだよ~!?凛道ガールと噂されるますみんは、守る価値がないってか!?」
「そうじゃないの?一ノ瀬ますみ、凛道ガールの中で、一番大事にされてないって聞いたよ~私♪」
「なんですってぇー!?なによ、あんた!?」
「ピカチュウの本妻ですけどぉ~?」
そう言って、ポケモン男の単車の後部座席から顔をのぞかせたのは、美人のカテゴリーに当てはまるギャル。


