彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






「ヒャーハー!!その気になったか!?凛道蓮!?」
「いいでしょう。僕は、真田瑞希様の弟ですからね。」
「そうこなくっちゃ!それじゃあ、始めようぜ!!」





ノリノリで言うと、ガッツポーズをとるポケモン男。





「ますは、コインで仕掛ける方を決めようぜ!!」





そう言って、ゲームセンターのコインを出す敵。





「こっちが表で、こっちが裏だ!凛道、どっちを選ぶ!?」
「じゃあ、表で。」
「よし!行くぞ!」





ピーン!





相手がコインを頭上に投げる。





パシッ!





それを手の甲でキャッチして、素早く反対の手で隠す。





「どっちだ凛道!?」
「だから、表でいいです。」
「ファイナルアンサーしただけだ!じゃあ、見るぞ!」





パッ!





敵の手の甲をのぞけば―――――――――





「俺が仕掛ける側だ!!」
「そのようですね。」





ゲーセンのコインは裏面を向いていた。





「ヒャーハー!!仕掛けるのは、先に凛道蓮に突っ込むのは俺だぜ!!」

「そうなりますね。」

(くじ運悪いなー・・・まあ、故意に人身事故を起こす勝負をすることになった時点で、運が悪いけどね・・・。)


「りっくん、頑張ろうね!ますみが後ろに乗ってあげるから!!」
「え?」
「ヒャーハー!!凛道オメー!!地獄の特攻へのお供に、キュンキュンのますみんを選ぶとは生意気じゃねぇかぁ~!?」

「え!?あ!?」

(そういえばこいつ、女子を後ろに乗せるって言ってたわね!?)

「ちょっと待って下さい!!ガチ勝負なら、他の人間を巻き込みたくない!僕と金子君だけでしましょうよ!!」
「ピカチュウと言え、凛道蓮!!なんだよ~!?凛道ガールと噂されるますみんは、守る価値がないってか!?」
「そうじゃないの?一ノ瀬ますみ、凛道ガールの中で、一番大事にされてないって聞いたよ~私♪」
「なんですってぇー!?なによ、あんた!?」
「ピカチュウの本妻ですけどぉ~?」





そう言って、ポケモン男の単車の後部座席から顔をのぞかせたのは、美人のカテゴリーに当てはまるギャル。