「おい、見ろ!あの子、可愛いな♪」
「マジヤバい!芸能人かよ♪」
「あのヤンキー丸出しの奴の彼女か!?」
「羨ましいー!」
友人のガソリンスタンドにいた人々・・・・・スタッフも客もますみちゃんに釘付け。
〔★ますみの女子力、人々の注目の的だ★〕
「りっく~~~ん♪」
周囲の視線を独り占めするますみちゃんが、よりによって、俊足で私の方へと向かってくる。
「つーかまえた♪」
グワシッ!!
「ぐあ!?」
可愛い声とは裏腹に力強く抱き着かれた。
「力つよ!!」
「それだけ愛が強いのよ♪愛してる!ますみの彼氏くーん!!」
大声でそう言うものだから、たまったものではない。
「おい、聞いたか!?あの子、あいつの彼女らしいぞ!?」
「マジで!?なんであんな奴に、あんな可愛い彼女がいるんだよ!!」
「小動物同士じゃねぇか!」
「ちくしょう!小動物と見せかけて、肉食系か!?羨ましいー!!」
「ちょっとすみません!!僕はこの子の恋人でも彼氏でもありませ―――――――――ん!!」
とんでもない誤解を拡散させまいと、大声を出して否定した。
〔★凛はデマを広がらないようにした★〕
「もぉ~♪りっくんの照れ屋さん♪ますみは、身も心もりっくんのものなんだから♪」
「申し訳ありません!僕の身も心も、真田瑞希様のものです。」
「もぉお~♪ブラコンで、照れ隠しするりっくんも大好き♪」
(どうしよう・・・・・日本語が通じない・・・。)
〔★ますみはマイペース女子だ★〕


