彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)




瑞希お兄ちゃんのマブダチにして、見た目も中身も規格外の通称『野獣』です。
自己申告では引退したという自称元ヤン・・・というか、まだヤンキーにしか見えない人です。
とりあえず、元ヤンという前提でお話すれば、初代龍星軍時代は特攻隊長として、大好きなケンカを満喫していたらしいです。
元ヤン時代はハチャメチャに活躍し、敵を恐怖で真っ白にすることから悪のゴレンジャー・ホワイトと呼ばれていました。
引退して、私に総長を継がせてからは、かげからサポートして下さる黒子ファイブの5号として、未熟な私をがっつり助けて下さっているのです!
容姿はワイルド系の2枚目なので悪くないのですが、やってることは3枚目のお人であります。
性格は、豪放落雷、怖いもの知らず、破天荒、非常識、俺様主義者で細かいことは気にしない超女好きになります。
おまけに、三度の飯よりもケンカと修羅場が大好きなため、自分から進んで危険なことに首を突っ込む上に、超馬鹿力の和製版・ジャック・バウアーです。
現在は、整備士をしており、私の使っている単車を烈司さんと一緒にパーツから組み立てて作り、プレゼントしてくれたという優しい面もあります。
ただし、パーツは事故車から再利用してるので、お祓いした上で使用を・・・あ、最近載ってないいや。まあいいか。





「わははは!!凛助ぇ~!今日もチビだなぁー!?今夜は肉食わせてやるぞ、肉!!パチンコで勝ったからな!!肉食えば、背も伸びるだろうぜ!」
「肉ばかり食べさせるな、皇助。凛道、新鮮な野菜が手に入ったから食わせてやろう。」
「あら、果物も食べなきゃダメよぉ~!?凛ちゃん、モニカちゃんが食べさせてあげるからねぇ~♪」
「いやいや、魚を忘れてもらっちゃ困るだろうー?太客から土産に特上握りもらったから、凛たん食べなさい♪今なら、烈司さんのお膝の上で食べていいぞー♪」
「落ち着けオメーら!!まずは、ウエルカムドリンクからだろう!?凛、外、寒かっただろう!?今、『カッフェ・ドルゾ』を入れてやるからな♪」
「ありがとうございます、瑞希お兄ちゃん♪みなさん。」





私の頭をなでると、キッチンへと移動してしまう愛する人。



「凛ちゃーん♪」



それと入れ替わりに、モニカちゃんに抱きしめられる私。