「ひゃははははは!勝負がついたみたいだな、凛道蓮!?」
「俺のこと、風穴って呼ぶんじゃなかったのか?」
「うるせぇよ!!屁理屈が多すぎるんだよお前!!」
「そう?俺はやっぱり、名前で呼んでもらえると嬉しいぜ?焼死体は、そうでもないのか?」
「飛翔(つばさ)だ!!」
「え?」
「俺の名前は佐藤飛翔(さとう つばさ)!!龍星軍四代目総長の凛道蓮に勝った男として、一目置かれる存在になるんだよ!!」
「俺、佐藤にお願いしてないのに、佐藤は俺に名前教えてくれたね?それでいいの?」
「中尾さんからは、手足一本ずつ打ち抜いて来いって言われたが、お前生意気過ぎなんだよ!!両手足打ち抜いてやる!!」
「そりゃ困るね~・・・・・仕方ない。俺も本気を―――――――――出すぜっ!!」
相手からの物騒な対応を受け、私は『それ』を投げつけた。
ブーン!
「また小細工かよ!?」
パンパンパン!
――――――――ボフン!!
「ぐわああ!?」
「うわ~こっちまで飛び散ったね?」
「り、り、凛道蓮!!貴様!!?」
「あはははは!真っ白白助だねぇ~山田光也君?」
私の言葉通り、私が投げた『小麦粉』の袋を打ち抜いたことで、全身小麦粉まみれになる敵。
「ゲホゲホ!ゲッホ!こ、殺す!!殺す凛道蓮!!殺して死体を山に埋めてやるっ!!」
そう言いながら弾切れしたのか、両手の銃を投げ捨てる佐藤飛翔(さとう つばさ)。
すかさず私は、残りの小麦粉の袋を開けながら敵にかけよると、その中身を佐藤飛翔(さとう つばさ)めがけてぶちまけた。
ザバー!!
「ぶっ!?ぐっ!?げほげほげほ!」
「しまった!小麦粉出し過ぎた!これ片付け大変だ!」
「テメー舐めてんのか!?ガキの遊びじゃないんだぞ!?俺を粉まみれにして勝ったつもりか!?」
「そうだよ。火災保険に、この建物は入ってるからな。」
「火災保険だと~!?わけわかんねぇこといってんじゃねぇぞっ!!」
怒り狂いながら、両手に拳銃を持ってこちらに銃口を向ける敵。
「ぷっ!ははは!あーははははははは!!」
「なにがおかしい!?凛道蓮!?」
「ははは!あははは!おかしいよ!だって君、自分から焼死体になろうとしてるんだからさっ!」
「なんだと!?」
けげんそうな顔をする佐藤飛翔(さとう つばさ)に、私は笑みを向けながら言った。


