彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)




「真面目に学校通ってれば、普通に歴史の教科書で習うだろうー?お前の場合、学校で習ったわけじゃなさそうだな、焼死体?」
「その呼び方やめろ!!だったらテメーのことは、風穴と呼ぶ!!」
「勝手にしろ、焼死体!俺も好きにさせてもらうからよ!!」



そう伝えると、キッチンにあった物を抱えて、カウンターから敵の方へ飛び出した。



「オラッ!」

ヒュン!ヒュン!ヒュン!



敵に向かって大皿を手裏剣のように、力いっぱい回転させて投げつける。



「馬鹿がっ!!」

パンパンパン!

ガシャーン!ガシャーン!ガシャーン!



大皿は、拳銃の弾によって木っ端みじんに砕け散る。





(―――――――相手に時間を与えちゃダメだ!!)

「おらあ!!」

シュ!シュ!シュ!

「うおっ!?」





弾切れになった銃を交換している敵に、ダーツのように刺身包丁を3本投げつける。





ブシュ!

「ぎゃっ!?」





1本が顔をかすり、相手の頬から血が噴き出す。





「あーあ!当たっちゃった!もうその包丁仕えないなぁ~!衛生面で問題が――――――――あるからなっ!!」

ブーン!

ゴン!

「ぐあ!?」





今度は綿棒が、雑賀孫市気取りの敵の顔面に当たる。





(よし!これで一気に距離を縮めれば―――――――)





「~~~~~~~~ふざけんなっ!!」

パンパンパン!

パパパン!パパパン!パパパン!



「両利きか!?」





近づけると思った瞬間、右手だけで打っていた拳銃を投げ捨てて、身体に装備していた拳銃二丁を、それぞれ両手に掴んで撃ってきた。
とっさに、本棚の後ろに隠れるが、



パパパン!パパパン!パパパン!

ベキ!メキメキメキ!

「うわ!?壊れちゃった!?」



モニカちゃんお気に入りのレトロ本棚が倒壊する。
おかげで、敵に生身の身体をさらすことになった私。