「凛道蓮参上!!」
そう言いながら、サッとフライパンをかかげた。
パンパンパン!!
メキ!メキ!メキ!
「あ!?凛道蓮じゃない!?」
「あ~やっぱり、フライパンじゃ貫通するよね~?」
相手が動揺したすきに、ヒョイっと顔を出せば、目を丸くする上背のごつい男が店内の中央にいた。
その身体には、涼子ちゃんの言った通り、10丁・・・いや、それ以上の拳銃を装備していた。
(敵の立ち位置と拳銃の場所の把握、OK!)
相手が銃口をこっちに向け直す前に、顔を引っ込める。
パンパンパン!!
「よくもダマしやがったな!?顔を出せ!!」
「何よお前?俺にケガさせるんじゃなくて、殺しに来たわけ?」
「そりゃあ、オメー次第だよ、凛道蓮!裸になって土下座すりゃあ、命は助けてやるよ!もちろん、お前の無様な姿は、お前の女に配信して拡散してもらうのが、女を助ける条件だけどな!」
「へえ~そりゃ、慈悲深いこって!けど・・・あいにく俺は、名無しに下げる頭は持ち合わせてねぇーよ!」
「はっ!俺の名前が知りたきゃ、お願いするこったな!」
「じゃあ、お前の将来の人物像をイメージして、『焼死体』、にしとくわ!よろしくな、『焼死体』!」
「はあ!?ふっざけんな!!そこは、『雑賀孫市』様と言えや!!」
「おいおい、勘弁してくれよ~!お前使ってるのは、拳銃だろうー?なんで、戦国時代の火縄銃の達人の名前を名乗るわけ!?だったら、火縄銃用意して来いよ!」
「なんだよ!『雑賀孫市』知ってんのかよ!?」
〔☆良い子のためのワンポイント解説☆〕
雑賀孫市(さいか まごいち):戦国時代から江戸時代にかけて紀伊国(現在の和歌山県の三重県南部)で活躍した鉄砲の達人で、鉄砲隊である「雑賀衆」(さいかしゅう)を率いた武将だよーん☆彡ただし、鈴木家の人達が雑賀孫市という1つの名前を、須々木家の人達複数人で使用していたという説が有力で、孫市はたくさんいたとされてるのだよーん☆彡


