彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






「四神校の東西南北のバトルロイヤルの勝者が、凛道蓮とタイマンを出来ることになったと聞き、涼子ちゃんが凛道を心配してたずねてきたんだ。」
「心配かけてごめんね、涼子ちゃん。」
「ううん!私が勝手に来ただけです。」
「そんな涼子ちゃんを出迎えたのが、授業が休校になり、店が開くまで読書をしていた俺だ。」
「獅子島さん以外、誰もいなかったのですか?」
「俺だけだが?」
「え!?あなたと涼子ちゃんが2人っきり・・・!?」

イヤだ!自分だったら耐えられない!

恐怖しかないもん!!

「なんだ凛道・・・・俺に嫉妬してるのか?涼子ちゃんと2人ッきりになった俺に?」





口のはしを上げてニヤリと笑うメガネ男子にイラッとする。





「心配してるんですよっ!涼子ちゃん、圧がきつくなかった!?大丈夫だった!?」
「うん、大丈夫。さっきまで、すごく紳士的な大人の男性でした。」
「凛道、俺と涼子ちゃんが2人だけになって嫉妬する・・・と。」
「変なメモとらなくていいですから!!つまり、2人でいる時に、ヒットマンが来たのですね!?どこから入ってきたのですか!?人数は何人です!?」
「敵は、我々が裏口から出入りしているのを知っていたか・・・あるいは、涼子ちゃんが入るところを見て、鍵がかかっていないと思って裏口から入ってきたか・・・」
「どっちです!?」
「それを凛道、お前1人で聞き出すのだ。」
「共闘して下さらないのですか、獅子島さん!?」
「後輩の成長を見守るのも先輩の役目だ。涼子ちゃんも見ているんだから、いいところを見せろ。」
「いやいやいや!相手、拳銃を10丁は持ってるんでしょう!?てか!北条高校からのヒットマンてことは―――――――――――相手、高校生!?」
「そうだろう。凛道の戦力をそぐために来たと名乗ったからな。」
「命奪いに来たの間違いじゃないですか!?」
「安心しろ。相手は見た限り、武器頼みにしている傾向がある。だから一人で来たのだろう。」



パンパンパーン!!



「おい!!いつまで今生の別れを惜しんでるんだ!?凛道蓮!!噂通りの男なら、出てきて俺とタイマンしろ!!」
「よかったな、凛道。タイマンの練習ができるじゃないか。」
「装備が拳銃とトンファーじゃ、勝負が見えてるでしょうが!?あと敵が、僕の殺害予告的なこと言ってませんか!?」
「そうです!凛君、怪我するどころか、死んじゃいます!」
「つまり・・・凛道カップルは、北条高校のヒットマンには勝てないというのか?」

「カッ、カップル!?」

「勝手に僕らを恋人にしないで下さい!」

(私が恋仲になりたいのは、瑞希お兄ちゃんなの!!)

「瑞希のバカラが壊されたというのに、凛道は心が痛まないのか?」
「はっ!?そうでした!!野郎~!よくも瑞希お兄ちゃんの商売道具壊しやがったな!!」

ヒュン、ヒュン!



携帯していたトンファーを取り出して戦闘態勢を取る私。