「あー・・・そうなのですか。それじゃあ、ちなみにですねー今は、修羅場でしょうか?修羅場じゃないでしょうか?」
「修羅場じゃない。」
「修羅場です!!」
「・・・。」
〔★正反対の返事をされた★〕
「あの・・・同じ状況なのに、どうして答えが違うのですか?」
「それはー」
「それは涼子ちゃんが素人だからだ。」
メガネの友達の言葉をさえぎりながら、怖い先輩は言った。
「場数さえ踏んでれば、これぐらいの奇襲はすぐに鎮圧できる。」
「・・・獅子島さんの経験論が正しければ、僕は涼子ちゃんの発言を信用します。」
「凛君!わかってくれるのですね!」
ガバッと抱き着いてきた友達を、しっかりと抱き留めながら言った。
「もちろんだよ、涼子ちゃん。怖い思いをさせてごめんね?僕が来たからもう大丈夫だよ。」
落ち着かせようと優しく言ったのだけど――――――
「無理です!」
否定された。
「え?なんで?」
聞き返せば、私の首に顔を埋めていた涼子ちゃんが、私の顔を見ながら言った。
「相手は、拳銃を持った北条高校からのヒットマンです!それも、一丁だけではなく、パッと見ただけで10個は拳銃持ってました!」
「警察には通報しましたか?」
〔★凛は国家公務員の名前を出した★〕
「ごめんなさい、凛君!通報しようにも、私のスマホはテーブルの上で・・・!」
「獅子島さんは?」
「俺は自分の部屋だ。」
「じゃあ、僕が通報しますね。」
そう告げて、スマホをポケットから取り出したのだが―――――――――
ガシ!
「キャッチ&リリース。」
ポーン!
「きゃあああ!?」
「あああああああ!?瑞希お兄ちゃんに買ってもらった僕のスマホ―――――!!」
あろうことか獅子島さんは、私のスマホを裏口のドアの方へ投げてしまった。
〔★瑞希名義の凛のスマホ、手の届かない場所へ行った★〕


