彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






「うはははは!!しかも帰りのタクシー代を万札で支給とか~!もうかってんでっか!?師範はんの道場!?」
「ん~月謝は普通だったけど、師範の人柄で、人気のある道場だと思うよ。」
「うはははは!!人見る目があるなら、瑞希はんの性別は見抜いてくれるかのー!?」
「見抜くと思うよ。だからこそ―――――――――――・・・・・・・・・」
「うはははは!!言わんでもわかる!気ぃつけようなぁ~!」

「うん・・・。」

私が男装して、暴走族の総長をしてるなんて知られたら・・・・





(師範は私を嫌いになるかな・・・?)





『菅原凛』として話を聞く限りでは、好意的に話していたけど、実際に遭遇したらどうなるかわからない。





(例え嫌われる結果になったとしても、後悔はしない・・・。私は、真田瑞希様にさえ、愛し愛されれば十分だから・・・!)





「うはははは!!凛!凛!りーん!着替え終わった!!」
「・・・勉強道具は?」
「持った!!」
「じゃあ、行きましょうか?」
「あいあいさー!!うはははは!!」
「ふっ・・・あはははは!」





本日2度目の『あいあいさー』に、つい笑ってしまった。
そんな私にヤマトは軽くタックルしてくると、肩を組んで玄関まで歩き出す。
だから私も、笑い続けながら、ヤマトの肩に腕を回したのだった。