(愛しの瑞希お兄ちゃんの存在に気づかず、甘えられたかもしれない30分を無駄に過ごしてしまうなんて!!)
ヤマトとの手合わせなんて、タイマンまでの期間のどこかでできればよかったこと。
瑞希お兄ちゃんと過ごす方が、私は大事だというのに!
そのために、『凛道蓮』をしてるというのに!!
(てか、どうして瑞希お兄ちゃん、お声がけしてくれなかったのだろう?いつもなら、すぐにお声がけしてくれた気がしたのだけど??)
ヤマトが言うには、きっと私の実力を見ていたんだろうとのことだけど・・・。
(瑞希お兄ちゃんに見られていることを意識して、私の動きが悪くなるとでも思ったのかな??)
バイクで二ケツの練習していた時じゃあるまいし~
(タイマンになれば、見られるのは想定内の事!むしろ、瑞希お兄ちゃんに可愛い凛をアピールするチャンス!!ヘマする様なことするはずないのに!!)
〔★そこは、『可愛い』ではなく、『強い』凛をアピールするべきだ★〕
そんなわけで、瑞希お兄ちゃんと短い時間しか過ごせなかったことに落ち込んでいた。
「凛!まだ支度してるのー!?テスト期間中は30分前行動しなさいって言ってるでしょう!?」
その声で現実に戻される。
「・・・はーい!ごめんなさい!今行くから!」
(はあ~~~昨日はヤマトと勉強する予定で、瑞希お兄ちゃんのところに行くつもりはなかったから、瑞希お兄ちゃんが会いに来てくれただけマシだと考えよう!)
そう気持ちを切り替えると、自分の部屋から出るのだった。


