彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






「うはははは!!り―――――――ん!!わしの足が長いからええけど、これが短足だったらどうすんね―――――――ん!?」

ガバ!

「うわ!?また!?」





再びヤマトが覆いかぶさってくる。
それも腰を落として、股をくぐれない狭さにしてきた。



(それなら―――――――)



ピョン!トントントン!





「うはははは!!後ろ飛びか~ら~の~!!こう退かーい!?」
「いや、攻撃だっ!!」





ヤマトの言葉通り後ろに下がったけど、



ダッダッダッ!ヒュン!



覆いかぶさった姿勢のままのヤマトめがけて、回し蹴りを繰り出した。



パシッ!

「うはははは!!つーかまえたっ♪」
「チッ!」



俊敏にヤマトは反応し、凛の足をつかむ。





(このままじゃ、叩きつけられるか、振り回されて目が回る!)





素早く判断し、賭けに出る。





(捕まえたということは、絶対に逃がさないという心理のはず!!)





つまり、私から手を離さないから固定される!!



グッ!!



「うはははは!!体重かけてどうすんねん!?」
「こうすんだっ!!」





空いている反対の足で再度回し下痢。



パシッ!!

「うはははは!!こっちも捕まえ~!!」





グン!!





「―――――――――――オラッ!!」





ゴーン!!





「あだっ!?」

「あー!?石頭っ!!」





両足をつかまれてしまったが、腹筋の動きの応用で、ヤマトの額に頭突きを食らわせる。
しかし、これが思いの外痛かった。



「いってなぁー!この野郎!!」



反射的に、再攻撃のスイッチが入ってしまった。
もう一度、腹筋の動きで、今度は鼻の頭を狙って頭突きを繰り出す。



「うはははは!!堪忍や!!」

パッ!

「わっ!?」



鼻に頭突きをされたくないヤマトが、凛の両足から手を放す。



「ホッ!」

(これで身軽になった!!)

ドスン!コロン!



背中からコンクリートの地面に落ちたが、受け身で何とかこらえる。