「うはははは!!り―――――――ん!!わしの足が長いからええけど、これが短足だったらどうすんね―――――――ん!?」
ガバ!
「うわ!?また!?」
再びヤマトが覆いかぶさってくる。
それも腰を落として、股をくぐれない狭さにしてきた。
(それなら―――――――)
ピョン!トントントン!
「うはははは!!後ろ飛びか~ら~の~!!こう退かーい!?」
「いや、攻撃だっ!!」
ヤマトの言葉通り後ろに下がったけど、
ダッダッダッ!ヒュン!
覆いかぶさった姿勢のままのヤマトめがけて、回し蹴りを繰り出した。
パシッ!
「うはははは!!つーかまえたっ♪」
「チッ!」
俊敏にヤマトは反応し、凛の足をつかむ。
(このままじゃ、叩きつけられるか、振り回されて目が回る!)
素早く判断し、賭けに出る。
(捕まえたということは、絶対に逃がさないという心理のはず!!)
つまり、私から手を離さないから固定される!!
グッ!!
「うはははは!!体重かけてどうすんねん!?」
「こうすんだっ!!」
空いている反対の足で再度回し下痢。
パシッ!!
「うはははは!!こっちも捕まえ~!!」
グン!!
「―――――――――――オラッ!!」
ゴーン!!
「あだっ!?」
「あー!?石頭っ!!」
両足をつかまれてしまったが、腹筋の動きの応用で、ヤマトの額に頭突きを食らわせる。
しかし、これが思いの外痛かった。
「いってなぁー!この野郎!!」
反射的に、再攻撃のスイッチが入ってしまった。
もう一度、腹筋の動きで、今度は鼻の頭を狙って頭突きを繰り出す。
「うはははは!!堪忍や!!」
パッ!
「わっ!?」
鼻に頭突きをされたくないヤマトが、凛の両足から手を放す。
「ホッ!」
(これで身軽になった!!)
ドスン!コロン!
背中からコンクリートの地面に落ちたが、受け身で何とかこらえる。


