お疲れなのは主任のほうなのになあ。
私は勉強のために連れてきてもらっただけ。
主任ばかりが先方と喋った。
少々無理なお願いしないといけなかった今日の打合せ。
特に納期について。
それでも『何とかしましょう』と言ってもらえたのは、主任だったからだ。
人と人同士の付き合いを大事にして築いてきた関係があるからこそ。
でもそれを主任に言えば、『美村はこれからだっての』と笑い飛ばすに違いない。
その背中を見ながら、遠いなあ、と思う。
仕事の面でも、そしてあっちの面でも……
主任の隣に座れるなら、私だって缶ビールを買うのに。
それで、乾杯しちゃうのだ。
あれこれ話をしているうちに、きっと降車駅にはあっという間に着いてしまうだろう。
お互いまだまだ話し足りなくて、主任は私に言ってくれる。
『このあと──



