恋愛(その他)
柊透/著

- 作品番号
- 1755498
- 最終更新
- 2025/11/30
- 総文字数
- 31,196
- ページ数
- 38ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 215
- いいね数
- 0
「─運命って信じるか?」
転入生で、寮が同室の男はそう言って笑う。
それを、俺は無視をした。
運命なんてものがあるなら、こんな人生─……。
「天宮くん」
─君が、俺の“運命”なら良いのに。
☆。.:*・゜
天宮凛久(アマミヤ リク)
×
氷室葵咲(ヒムロ キサ)
☆。.:*・゜
【遊び人】として、偽るのは簡単。
痛む心を、見ないふりをするのも。
『りっくんはお母さんを裏切らないよね!?』
耳に響く、金切り声。
大丈夫だよ。良い子にしてるよ。
怖いよね、不安だよね。どこにも行かないよ。
優しい人。優しすぎて、不安定な人。
「……大切なんですよね、凛空くんのこと」
どうして、そんなことを言うんだ。
どうして、そんなふうに笑うんだ。
「素敵なお母さんだね」
家族を裏切った、お父さんが許せなかった。
綺麗で優しくて、そんなお母さんを裏切ったお父さんを許せなくて、お父さんをそんな道に導いた愛なんて、運命なんて、って、思っていたのに。
「─君が、俺のならいいのに」
☆。.:*・゜
自ら難易度を上げている気もしますが、楽しんで書いていきたいです。
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