あの日の好きが、まだ胸で息をしてるから、君にもう一度伝えたい

結局その夜、2人で他愛のない話をした。



美奈の仕事のこと、明弥が学校でどれだけふざけてるか。



笑い声が何度も混じって、でも俺の胸の奥はずっと熱かった。



電話を切る前、璃菜が言った。



『……ちゃんと考えるから。……待っててくれる?』



「当たり前だろ」



その言葉だけで、俺は十分だった。




スマホの画面が暗くなって、天井を見上げた。




どこか遠くで車の音がして、外はもう冬の匂いがしていた。



布団に潜って、スマホを胸に乗せて、目を閉じた。



俺の恋は、まだまだ続いていく。



返事をもらえるその日まで。



何度でも、何度でも好きだって言える気がした。




END.