あの日の好きが、まだ胸で息をしてるから、君にもう一度伝えたい

「まだ好きなんでしょ?」



帰り道に、美奈がふと聞いてきた。



「…まあな」



「ふふ、凪くんもなかなかしぶといね」



美奈が笑った横で、明弥が肩を組んでくる。



「しぶといのがいいんだろ?言えよ、もう一回くらいさ」



「……言えるかよ」



言えないって思ってた。



けど、気持ちはまだどこにも行けなかった。