不良お兄様とわたし





【???Side】










「いーかー?諸君。今回、君達を呼び出したのは―――」



「どうせ紫音ちゃんの事でしょ?」



そう言った男はため息をはいた 





「おい薫。どうせって何だどうせって」















そう―――――俺、もとい結野宮悠弥の可愛い妹、紫音がお兄ちゃんに内緒で出かけてしまったのだ 











「紫音ちゃんだって年頃なんだから一々お前に報告していかねーだろ普通」



「いやいやいや…大和、お前に紫音の気持ちがわかってたまるか」



「……ここにいるお前以外皆大和と同じ意見だと思うぞ」





いつもなら無口な奴なのに、なんて的確かつ俺としては受け止めたくない現実を突き付けるんだ俊也… 
そして皆してうなずくな 




「――――てゆーかなんで呼び出したんすかー?……まさか紫音尾行するんじゃないんでしょーねー?」



「おぉ!轍くん!まさに尾行するんだよ」




皆は深いため息をついた 




………見なかった事にしよう


















――――え?キャラが壊れているだって?紫音の事になると我を失うだけさ 






【悠弥Side終了】