不良お兄様とわたし





轍から数分でメールが届いた 



「紫音ー…轍今日もう学校こないらしいよ?」



俺がそう言うと神野と山中はびっくりした表情でこっちを見てくる 




「さ…沢井くん…あなた今…“紫音”って…」



「あ?あー付き合ってんだから名前で呼ぶのは当たり前だろ?」




俺の発言を聞いて教室にいた皆が一斉にこっちを向いた 



紫音は顔を真っ赤にして俯いた