教室に入るとすぐに紫音に話し掛けるつもりやったけど…
すぐに紫音の下に神野と山中が来たのでそれはかなわなかった
しばらくして一段落が着いたのか紫音は自分の机へと歩き始めた
俺はこの機会を逃がさないようにすぐに紫音に話し掛けた
「紫音ー…1限目自習やし、ちょっといいか?」
紫音は少しも悩む事なく了解してくれた
屋上へ着くともうすぐ冬だしやはり少し肌寒かった
「うー…やっぱ寒いねぇ」
「そやなー…ごめんな?」
「ううん!全然いーよ!轍くんのせいじゃないって」
「紫音は優しいなー♪」
「そうかな?」
「そやそや」
「えへへー♪ありがとー♪」
「…」
「…」
会話が無くなり2人とも黙ってしまった

