不良お兄様とわたし




俺は頭に血が昇るのがわかった 




「結野宮ぁーー!!」




俺は透かさず走って結野宮の下へ行く 



「なんだなんだ?これ以上は通さねえぜ?」



俺は目の前に来た奴を殴ってまた走りだす 




俺が殴ったのが合図と云わんばかりの勢いで皆も殴りにかかる 




俺は結野宮を囲んでいる奴らを次々に殴り倒していく 








全員倒し、結野宮の下へ行く 



「結野宮っ」



「沢井、くん…沢井くん!!」




結野宮は泣きながら俺に抱きついてきた 











結野宮の目から涙が止まる事を知らないように次々と溢れてくる 




「っ、ごめんな?こんな辛い思いさせてっ」




結野宮は俯きながら首を横に振る 



「怖っ、かった…っけど、沢井っくん達が来、てくれたからっ…大丈夫っ」