不良お兄様とわたし





杉山の目付きが変わった 



「ムカつくなぁ、お前。もういいやぁ…おい、やっちまえ」



杉山の掛け声と共に後ろの数十人が一気に動き出した 




































どんどん近づいてくる 




私の後ろにはもう壁でこれ以上の逃げ場はない




「やだっ…こないでっ」




1人が私の腕を掴み、床に押し倒してきた 



「いっ」



床に押し倒された時に背中を強く打ち全身に痛みが走る 



「やだやだやだやだっ」



「静かにしろよっ」



数人に囲まれて、制服を破かれる 




「っやだぁ…沢井、くん、皆ぁ、お兄ちゃんっ」



「助けを呼んだってこないぜぇ?倉庫の外にはまだ何十人も見張りがいるんだからなぁ」






























ガコンッ 




倉庫の扉が開き、入ってきたのはなんとお兄ちゃん達だった