【裕希Side】 放課後、轍が俺の腕をひきながら結野宮のもとへと足を運んだ 「紫音ー!一緒に帰ろうやー」 「うるせぇ轍…」 耳元で叫ぶからつい愚痴が零れてしまった 「あ、轍くん、沢井くん」 嬉しそうに名前を呼んでくれた彼女に胸が高鳴った ああ、俺相当重症だ…