「うっ……、うぇえっ……!」


「もう、大丈夫ですから……」


辺りに響くのは、とある“サイキョー”の女子の泣き声と、とある“最強”の男子がそれを慰める声。


その2人は抱き合っていて、そして、どちらも……、


涙ぐみながら、きっと世界でいちばん素敵な……、


笑顔を浮かべていた。


彼らの生活は、必ずと言っていいほど“普通”にはなれない。


だが……、それが2人の、“日常”なのであり、それが2人の“幸せ”なのであった。


~完~