先生と拒否柴系女子【本編】

「千沢のおかげだよ。本当にありがとう。途中で、試験期間に引っかかるのはまずいと思ったけど、成績もちゃんとキープできてたしな。大したもんだよ」
 そう言って、先生は満面の笑みで私の頭を撫でた。
 私の顔をじっと見つめながら、
「⋯⋯やっぱり、太郎に似てる」
「またそれ言う!?」
「ごめんごめん。でも、太郎って本当に可愛かったんだよ。あ、実家から太郎の写真持ってこればよかった」
 頭を撫でられるという典型的な少女漫画的展開に、不覚にもドキッとしたのに、先生は犬の頭だと思って撫でていたのかと思うと、気分も台無しだ。
 ときめきを返せ!