先生と拒否柴系女子【本編】

「先生⋯⋯それ、いくらなんでも私のこと馬鹿にしすぎ」
「ごめんごめん。じゃあ、お願いするよ」
 私が食器を洗い、先生はそれを拭いていった。
「部屋はめちゃくちゃ散らかってたのに、キッチンだけはかなり綺麗なんだな」
 先生は可笑しそうに言う。
「すいませんね。もし、私が自炊なんかしようもんなら、どんなに散らかるかわかったもんじゃない」
「だけど、コンビニ弁当と牛丼ばっかりじゃ、体壊すぞ」
「あら、何もそれだけじゃありませんよ。カップ麺とか菓子パンも食べるし、出前頼んだり、ファミレスにも行くし」
「あのなぁ⋯⋯。それじゃ、独身男の一人暮らしよりよっぽど酷いよ」
「そーですね」
「千沢さぁ⋯⋯。もし、聞かれたくないことだったら無理に話せとは言わないけど。どうして、一人暮らししてるんだ?ご家族は?」
 先生の顔をチラリ見ると、なんだか、かなり本気で心配してくれている様子。