先生と拒否柴系女子【本編】

 言われてみると、確かに彩りが地味で、どこか年寄りくさい感じは否めない。
 しかし、問題はそこではないのだ。
「まさか。そんなことないよ」
 そう言い、思い切って一口放り込んだ。
「うそ⋯⋯美味しい!」
 思わず本音がこぼれる。
 先生は苦笑いで、しかし、どことなく満更でもなさそうに、
「見た目は地味でも、味は悪くないだろ?ほら、どんどん食べな」
 最初は、自分の食べる姿がみっともなくないか気になっていたのに、食欲に負けて、ついガツガツ食べてしまった。
「そんなに美味しそうに食べてくれると、こっちも作った甲斐があったよ」
 目の前の先生は、嬉しそうに微笑んでいる。

 結構な量を持ってきてくれたのだが、完食。
「ごちそうさまでした」
「お粗末様でした」
 先生が、食器を重ねて持って戻ろうとするので、
「待って。せめて食器は私が洗うから」
「ん?皿洗いはできるのか?」