先生と拒否柴系女子【本編】

「ううん。私を誘った子曰く、声をかけるつもりのない子たちは何人か居るみたいですよ。私はまだちゃんと名前覚えてないけど、いわゆるナードみたいな子たち。先生のほうが詳しいんじゃない?」
「ナードか⋯⋯敢えて名前は出さないけど、何となく誰のことかはわかった。そっか。昼間のファミレスなら、グループ交際みたいなもんだろうし、安心したよ。一部の子だけを呼ばなかったってのは、なんだかモヤッとするけどな」
「感じ悪いっすよねー。ま、私には関係ないけどさ」
 ふと、先生は私の顔を覗き込み、
「千沢は⋯⋯今、すごく楽しそうに見えるから、大丈夫かな?もし、何かあれば言ってほしい」
「先生こそ、独身男の一人暮らしですよね?大丈夫なんですか?」
「ああ。一人暮らしが長いこともあって、家事は割と得意なんだ」
 先生の手際よく洗濯物を干す様子を見て、
「確かに⋯⋯絶対に私よりも得意だろうね⋯⋯」